17日の土曜日に、呉にある「大和ミュージアム」に行ってきた。
今回で三回目であるが、初めて行ったときに比べ展示内容が少し変わったような気がする。1・2階の「戦艦大和の模型」や「その歴史」については変わってないようだが、3階の「展示室」(船を造る技術)は新しく設けられたような気がする。(前回までに見落としているのかもしれないが・・)
ミュージアムのパンフレットを改めて見てみると、展示目的に「教育への支援」の文字がある。
《(中略)呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」は、「呉の歴史」と、その近代化の礎となった造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介します。
また、日本の歴史と平和の大切さを認識していただくと共に、科学技術創造立国を目指す日本の将来を担う子どもたちに科学技術のすばらしさを理解していただき、未来に夢と希望を抱いていただくことのできる「呉らしい博物館」とすることにより、地域の教育、文化及び観光等に大きく寄与することを目的とします。》
17日も休日であり、多くの人が入場していたが、ほとんどが「観光客」であり、一つの目的である「教育・文化」の面を意図的に体感した人は少ないように感じた。(私も観光客の一人ではあったが)、3階の展示室の見学者が極端に少なかった。
今回はそのコーナーをじっくり見学したが、なかなか勉強になる。学校の課外授業にはもってこいの教材が揃っている。
さて、私の好きなコーナーである「未来ゾーン」では、「宇宙戦艦ヤマト」を中心に、科学技術の未来が展示されている。映像などもあり、楽しい空間である。
「宇宙戦艦ヤマト」の作者である松本零士氏は、このミュージアムの名誉館長であるが、その松本氏の「ビデオメッセージ」があった。
メーセージの要旨は・・・
《ここには本物がある。本物を見る。本物に触れることはとてもよいこと。》
《歴史を見ながら未来を見つめることは重要です。
未来は創るもの。心の中にあるもの、思いが、形づくられてきた。これが人間。》
《あなたの未来をスタートさせる原点にしてほしい。
お互い未来を楽しく語りましょう。》・・・と。
「本物に触れる機会を多く持つこと」、「歴史を学び歴史に学ぶことの重要性」、「未来を心に描くこと」、・・・。これらは常日頃から感じていることであり、ビデオを三回も繰り返し見た。
特に、最後の「お互い未来を楽しく語りましょう。」は印象的であった。
1・2階の展示で、悲惨な戦争で、若き命を落とした人たちのこと、そして親や家族の思いを改めて知った。彼らはどんな思いで敵艦に突っ込んでいったのであろうか。そんなことを考えながらこのメッセージを聞くと、「未来」を語り合うことがいかに人間的であるかという事を感じることができる。
人が人として《生きていく意味》、その一つが「未来を語り合う」ことだと思う。
2008年05月19日
この記事へのコメント
コメントを書く


