2010年11月06日

思考停止?

他人から、「思考停止だ」といわれてしまうと少なからずショックである。
自分は自分なりに考えているのに・・・、と思うものである。


先日紹介した、新刊書の紹介冊子「TOPPOINT」の11月号に、次のような新書紹介があった。
『「Why型思考」が仕事を変える』(細谷功著、PHP研究所、2010、9、10発行)という本である。


内容は、《人の思考回路は「Why型思考」と「Wha型思考」のt二つに大別することができる》とし、それぞれに解説を加えている。

・「Why型思考」とは、表面に見えない物事の本質に迫る思考。
つまり、「何故?」と原因や背景を考えることである。

・「What型思考」とは、深く考えず、表面上に見えている1つ1つの事象のみを捉えて思考停止している状態。つまり、考えずに動いているということである。考えていないわけではないが、極めて表面的であるということであろう。著者は、その状態を「思考停止」といっている。


自身を振り返ってみるに、この「思考停止」状態が多いように思う。
Why(なぜ?)を考えず、What(なにを)とか、How(どのように)だけを考え行動している場合が多い。

私もマネージャー研修などで、「何をするのか?」「なぜするのか?」を十分考えようと話したことはある。
本書で指摘されているような意味で使ってはいたが、これほど明確ではなかった。

今後は日常的に意識していこうと思う。


今日は9時15分から「瀬戸木鶏クラブ」がある。
11月のテーマは、『人間を磨く』である。

勉強会の冒頭で挨拶の時間があるが、その時に「Why型思考」のことについて触れてみよう。
人間を《なぜ》磨かなくてはいけないだろうか?・・・と。




posted by 伊藤保徳 at 06:29| Comment(2) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

先日近所の少林寺拳法道場に通う息子と娘から質問がありました。

「先生からお話がありました。『少林寺拳法とは武術である。もちろん技を磨く事も大事だけれど、君たちの人間を磨く所です。お家に帰ったらお父さんやお母さんにこの事がどういう意味なのか訊いてみなさい』って言われました。」という内容でした。

子供とのコミュニケーションが不足している現代の親達への投げかけなのでしょう。

そこで私は空手の師範としての立場から子供達に話をしました。

「いいかい、武術の究極というのは争わない事なんだよ。空手でも少林寺拳法でも剣道でも柔道でも古武術でも。でも日々君達は練習しているよね?なぜだと思う?それはね、本当の強さとは技や力ではなく、優しさだからだよ。本当に相手の立場になって物事を考える事が出来たなら、争いは起こらないはず。優しさとは自分に厳しく他人に親切に接する事だということはいつも言っているよね。他人に親切に出来るようになる為には自分が強くならなければならない。強くなる方法が空手であっても少林寺拳法であっても剣道であっても一緒なんだよ。武術・武道というものは、自分の心を磨く事。尖った刃物になるのではなく、丸くも四角でも形を変えられる、柔らかい水になる事。それが『人間を磨く事』だとお父さんは思うよ。」と。

子供達はそれを熱心にメモし、翌日の稽古で先生に発表しました。すると先生から私宛に手紙が託られました。内容は、

『お子様からお話を伺いました。失礼ですが、そのご年齢でどうしてその様な考え方を出来るのですか?』

というものでした。私は直接道場に赴き、先生と話をしました。

「先生のご指導は今の子供達に必要な志であり、いつも感謝しております。ご質問の件ですが、私は空手という凶器で今まで試合中に何人もの怪我人を出してきました。
中には二度と拳を握る事が出来なくなった人や視力を片方失った人、あまりの衝撃に脊髄に損傷を受けて今でも車椅子生活をしている人も居ます。あるとき、これが本当に自分を強くしているのだろうか?と考えました。刃物を持った2〜3人なら今でも倒せます。でもそれが強さでしょうか?もし刃物を持って向かってくる人が居なくなったら、その時に私の正義は成ると私は考えました。ですから表面的な『なぜ?』ではなく、『武術の本質とは何だろう?』という観点から考えたのです。その結果、私の眉間の深いシワも今では消えました。」

先生は同じ武術師範同士、流派は違えどもご理解いただけました。そして『お話くださった事を子供達に判り易く説明することが私の使命です。私自身も深く感銘を受けました。ありがとうございました』と私のような若造に礼を尽くされました。

それから4回子供達は練習に行っておりますが、4回とも技の練習は一切無く、先生のいろいろなお話で練習時間が終わっているようです。

知らない子供でもダメな事はダメだと叱り付ける大人が減ってしまっている現代。こういう先生が居てくれる事が私にとって非常にありがたい存在であります。

伊藤さんの『本質を・・・』という文面を拝見しまして、自分の経験談に似ていると感じたものですからコメントさせていただきました。

長文失礼しました。

RYU
Posted by RYU at 2010年11月08日 00:33
コメントをありがとうございました。

何度も何度も読ませていただきましたが、ただただ感服するばかりです。


今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 伊藤保徳 at 2010年11月11日 06:30
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