2009年04月29日

自分を取り戻す

1990年は日本にとって「失われた10年」といわれたが、それも今となっては遠い昔のように感じる。
21世紀になり、日本の景気も上昇機運となったが、全ての産業というわけにも行かず、格差を広げながら上昇してきた。

しかし、昨年アメリカのサブプライムローンの破綻に端を発し、金融システム不安が世界的に広がり、今日「100年に一度の経済危機」とまで言われている。
今回の不況は、一部の会社を除き、全てで苦境に陥っている。

二年ほど前から、「純粋倫理」の勉強や、「人間学」について改めて考えるようになり、バブル経済以降、我々は「何を求めてきたのだろうか?」と考えるようになった。

バブル経済の始まる頃から、経営の一端を担うようになり、それなりに社会環境へのt既往策を考え、実行をしてきたが、どうも根本のところで軸がブレてきたような気もする。

会社としての縦軸は忠実に守ってきたと思っているが、いろいろな施策については、環境適応の名のもとに「流されている」感は否めない。
国の政策も同様であるように思える。


次に紹介する二冊の本は、私のこうしたモヤモヤ感をすこし整理することができた。
『さらばアメリカ』(大前研一著、小学館、2009.2.11)
『アメリカモデルの終焉』(冷泉彰彦著、東洋経済新報社、2009.2.5)

一言で言ってしまえば、「我々が目標としていた、あるいはモデルにしていたアメリカの今日を論じ、そこから転換し、自分を取り戻す。」という内容である。

識者の中には、随分前から「アメリカからの独立」を主張する人がいたが、今、そのことを痛切に感じる。

アメリカモデルを「国際標準」と勘違いし、アメリカ化することが「国際化」だと思ってはいなかっただろうか。


1973年の第一次オイルショックを切り抜けたまでは良かったと思う。

アメリカから学んだものでも、大きな効果をもたらしたものはある。その代表的なものが「品質管理」(QC)であろう。
「加工貿易立国」として評価すべき点である。

しかし、組織人事、会計、情報システムなどの分野では、これといったモノはないのではなかろうか。


改めて、「日本型」の良さを見直し、自分を取り戻す時だと思っている。


posted by 伊藤保徳 at 07:25| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。