2008年11月28日

工業会活動

我社の属する業界というのは「電気」ということになるが、その中にもいろいろな団体があり、私が最も深く関わっているのが社団法人日本配線器具工業会である。

「配線器具」といえば、コンセント・プラグがすぐに思い浮かび、現在我社の主力は「分電盤」なのにどうして関わりがあるのか疑問に思われる人も少なくない。

それは、その昔(昭和40年代前半)配線器具を製造販売していた時代もあったこと、そしてこの工業会の扱い品目の中に開閉器(スイッチ)があること。その後、この開閉器メーカーが「住宅用分電盤」を製造するようになり、成り行きとしてこの配線器具工業会に参画しているのである。

分電盤は産業用から住宅用まで、その範囲はとても広いが日本配線器具工業会では「住宅用」のみを所管しているのである。

工業会傘下に、製品群ごとの専門委員会があり、私は「住宅盤専門委員会」の設立当初から関わっている。昭和48年からである。

この住宅盤専門委員会が今取組んでいることは、新しい機能を持った住宅盤の普及促進であるが、その一環として、全国の電力会社との意見交換を行っている。電力会社では現在「オール電化住宅」の普及に積極的に取組まれている。それは、住宅内の配電・配線に大きな関わりを持つ住宅盤としてはその動向が気になるところであり、意見交換会を催し、意見や要望を汲み取ろうとしている。


昨日は富山市で、北陸電力の方々と意見交換会を開催したが、交換会及び、終了後の会食の席で多くの意見が飛び交った。

「オール電化住宅の普及状況」「北陸地域の雷災害」など、取り組みのご苦労や、地域固有の問題など、製品供給の側として有益なる情報を数多く頂いた。

幾つか感心したことがあるが、その中でも「営業姿勢の転換」はとても印象的であった。
電力会社とは、電力を発電しそれを供給するのが事業であり、より多くの電力を、平準的に使ってもらうことが業績向上活動の中心であると思っていた。

事業会社であり、電力需要の拡大は重要な課題には違いないが、数年前から、ユーザーの「省エネ・省マネーと安全・安心・快適」を両立させようとの提案を行っているという。
それが、「オール電化・エコ住宅」というキャッチフレーズに表われている。そして「北陸電力リビングサービス」という子会社を設立し、電力会社らしからぬPR活動を展開されている。

活動の内容も多岐に亘っている様で、とても興味深い。

こうした活動が、全国10電力の中で、「オール電化住宅」の普及率が抜群に高いという結果になっているのであろう。


私は今年の9月以降、北陸に縁があり、今回で三回目の訪問であるが「北陸」で何かが胎動していることを感じている。
富山県労働局の「若者就業支援活動」、福井の「クレーム・改善博覧会」、そして北陸電力の「オール電化・エコ住宅」と、三つのことしか知らないが、我が地方とは少し違うように思っている。
地域の特性もあり活動内容を比較することは意味のないことであるが、「地域が一体となって・・・」という点で学ぶべき所がたくさんあるように思う。

電力会社の取り組みは、我が事業に大きな影響があり目を話すことは出来ないが、こうしたことに、単一のメーカーだけでの対応は不可能に近く、工業会活動としての意義があろう。


来年以降の工業会中期計画で是非取り上げてみたいものである。
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posted by 伊藤保徳 at 06:41| Comment(0) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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