2010年01月31日

大野の町

今日は本地の将来を考える会の事業の一つ、「視察研修会」が開催され、愛知県常滑市大野を視察してきた。

本地の会で、年1回程度各地への視察研修を行っているが、狙いはまちづくり先進地からの学びにある。とはいえ、半分は会員の親睦の狙いもあり、毎回大型バス1台一杯の参加である。

今回の視察地は、市民の手によるまちづくりが行われているということだが、それに関する情報は全く持たずに出かけた。しかし、この大野町にはわずかな記憶がある。
1963年頃のことであるが、当時高校の1年先輩がこの町の出身で、一度だけ訪ねたことがある。しかし、随分昔のことで町並みなどほとんど忘れてしまっていた。

果たして、現地の到着したが全く記憶にない風景ばかりであった。


そんなことから、大野のまつづくりについて白紙の状態で説明を聞くことができた。

町の中央通りに面した民家。
そこは「大野町きょう屋」という名のギャラリーと和喫茶の店。そしてまちづくり団体「大野コミュニティ」の事務局でもあった。

築80年以上になる古民家を改装し、5年ほど前にオープンしたとのことであった。そこで、まちづくりの活動についての説明を受けた。
活動の開始が昭和63年3月、市の呼びかけで集まったものの何をしたらいいのか、手探り状態からのスタートだったようだ。

これはどの地区でも同じようであるが、まずは「勉強会」からである。

活動開始から20年以上経て、今、各地から「まちづくりの様子」とともに、地区内の散策に訪れる人が増えてきているという。
まちづくり活動のスタートは、駅前の花壇作りだったようだが、その後、地域のお祭りへの参画、橋の架けかえ事業への参加、などなど着実に活動の範囲を広げられているようだ。


まちづくりの究極は「町を元気に・・・」ということになろうが、今、この大野で最も力を入れているのが平成10年から毎年秋に開催している「尾張大野古今散策」とのことである。

「歴史を活かし新風を吹き込む手づくりのまちづくり」として、各種メディアにも取り上げられている。

この散策の「ミニ版」を体験してきた。
大きな町ではないが、寺院、神社がとても多い。寺院は13、神社は4つある。この内六ヶ所ほどを回ったが、まるで「寺町」のようである。

今回は駆け足であったが、時間をかけ散策したいものである。

我々の行っているまちづくりに、参考にできることが幾つか見つかった。
本地の将来を考える会も設立15年を数え、新しい活動目標が必要であると感じており、タイミングの良い研修会であった。
次年度の事業計画に、今日感じたことを反映させたいと思う。




posted by 伊藤保徳 at 21:39| Comment(2) | 街づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子育て支援

少子高齢化社会となり、子どもを生みやすい環境整備や子育ての支援について社会的な関心事になっている。
企業にとっても、一つの福利厚生制度という位置づけではなく、経営課題の一つだとする経営者も現れてきている。私は、今の日本にとって至極当然なことだと思っている。


1月30日の日本経済新聞に、「にっけい子育て支援大賞」の記事があった。

今年で4回目となるようだが、私はこの表彰制度のことを始めて知った。表彰を受けられた企業や団体の取り組みについて興味のあるところだが、表彰式への出席者がほとんどトップであることにも注目した。
企業にとって子育て支援は経営課題であることを物語っている。

今年の受賞者と一口コメントである。(新聞記事より)
・シャープ「女性社員の52.3%が子どもを持つ。女性管理者の中でも4割は子育てしながら管理職を務めている。」(安達敏雄副社長)

・旭化成グループ「育児休暇を取得する男性社員は年間200人を超える。特別なことではなくなり、男性が堂々と育休を取るようになって来た。」(蛭田史郎社長)

・ベネッセコーポレーション「会社にとって社員が財産。結婚や出産を経ても、できるだけ長く働ける会社でありたい。」(福島保社長)

・大和證券グループ本社「子育て支援は企業が持続して成長するために、遠いようで一番の近道と確信している。」(鈴木茂晴社長)

・宮地電機(高知市)《育休支援手当て5万円を毎月支給している》

・東京都千代田区《財源確保のために、区民税見込み額の約1%を子育て支援の新規・拡充予算にあてると条例で明記している》「つめに灯をともす思いで子育て支援を進めてきた。財政が厳しくとも未来への投資だと考えている。」(石川雅己区長)

・岐阜県高山市《経済負担軽減を目的に子育て支援金(出産時、最高20万円)支給や保育料の一部無料化に取り組む》

・NPO法人わははネット「自分の子どもも地域の子どもも、皆が子どもの育ちに責任を持てる社会にしていきたい。」(中橋恵美子理事長)

・北九州市吉志新町シンプルライフ町内会グループ《子育て世帯が多い新興住宅地で、父親による夜間パトロールなどに取り組む》


以上が受賞者である。
2006年に創設されたそうだが、いづれも先進的な取組みである。

我社でも男性の育児休暇の取得を促進しようとしているがまだ利用者は少ない。しかし、それでも昨年数人の利用者があったと聞く。
まだまだこれからである。



posted by 伊藤保徳 at 05:32| Comment(1) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

総合技術高等学校

昨日、同窓会考で書いた「母校の統合」について、もう少し詳しく紹介する。

愛知県の教育委員会から出された公文書は、「総合技術高等学校(仮称)の設置」というタイトルがある。つまり、愛知工業高校と東山工業高校の統合によって生まれる高校は「総合技術高等学校」ということである。

前段の文章は、
《質・量ともに日本一のものづくり技能者を有する本県の産業を、さらに発展させていくため、本県の工業教育の中核となる高等学校を設置します。
ものづくりのスペシャリストに必要な心構えや、知識・論理、技術・技能に加え、本質や生産ラインの管理能力、企業経営の知識など、より専門的な能力を身に付けた人材の育成を目指します。》

そして学校の概要と、設置学科の説明がある。

《豊富な実習や、大学・産業界と連携した専門的な学習により、実践的なものづくり教育を行います。さらに、専攻科を設置して、専門的な教育を継続して行い、卒業後、即戦力として活躍できるよう、より実践的な技能の習得を目指します。》

新しい高等学校は、本科(3年)と専攻科(2年)が設置されるようである。見た目は、「高等専門学校」である。ただ、専攻科は他の工業高校卒業生も受け入れるようで、本科と専攻科は繋がっていないようである。

本科は、機械系、電気系、建設系、化学系、デザイン系の5系列の学科、計10クラス(クラス定員40人)設置されるが、専攻科には、機械系と電気・電子系の2系列、2クラス(クラス定員20人程度)しか設置されないのである。

ここまでみたところで思うのは、「少子化対応の学校統合」であるということ。
前段で書かれている人材育成のビジョンとはかけ離れているように思う。

ものづくりのための知識や技術に加え、品質管理や生産管理、更には経営管理知識までを会得させようとするならば、最低5年は必要でしょう。しかし、本科と専攻科につながりはなく、それぞれを「別物」として考えているとすれば問題である。


設置学科の概要として、それぞれ「特長」として説明がされている。
「本科の特長」
〇産業界の求める技術者・技能者の育成を目指します。
・最新の設備による専門的技術・技能の習得、高度資格の取得等
・企業と連携した実習(インターンシップ等)の推進

「専攻科の特長」
〇産業界と連携したより実践的な技術・技能の習得を目指します。
・デュアルシステムの導入等(3か月程度の現場実習)
・企業・大学のものづくり専門家を講師として活用

以上の通りであるが、「職業訓練校」をイメージされる人も少なくないであろう。
高等学校教育がベースにあると思うが、「実務・実戦」が前面に出すぎだと思う。私は、ものづくりに必要な技能というのはもっと地味で、会得するには時間もかかるものだと思っている。

この学校で、産業界で即戦力の人材を育てたいとするならば、それは「ものづくりの技能」という大まかなことではなく、ものづくりに必要とされる技術・技能の理解、生産のシステム、設備(ロボット)と人の共生、そして、働くことの意味や意義を教えるべきだと思う。

この点をキチンと備えていないと「訓練校」と同じになってしまう。


この後、同窓生という立場、企業人という立場から見守っていくつもりである。


posted by 伊藤保徳 at 10:17| Comment(1) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月29日

同窓会考

昨日、愛知工業高校の同窓会である「愛工会」の会合と新年会があり、工業高校の同窓会について改めて考える機会となった。

愛知県立愛知工業高校は本年で創立110周年となり、今年10月1日には記念の事業が行われることになっている。また、5年後には同窓会である「愛工会」も創立110年を迎えることになる。

1世紀以上の歴史があり、それだけで大変意義あることであるが、ユニークなのは、工業高校でもあり、各科ごと(建築、土木、工業化学、電気、機械、紡織、デザイン、定時制)の同窓会組織があり、活動の実態はその「科ごと同窓会」が活動主体であるということである。

従って、「愛工会」というのは各科の同窓会の協議会的性格であり、昨日の会合も各科同窓会の代表者による集まりであった。


数年前から大きな問題に直面している。
それは、名古屋市内にあるもう一つの県立工業高校である東山工業高校との「統合」という問題である。

平成27年をその時として準備が進められているが、我々の次第関心事は「同窓会」である。

東山工業高校は創立50年ほどだと思うが、当然ながら同窓会はある。しかし、母校の同窓会とは活動内容は大きく違うようだ。
総合されれば、愛知工業高校、東山工業高校の卒業生はなくなり、「新校卒業生」ということになる。
つまり、現在の同窓会組織を新校にどう引き継いでいくかということである。

「今までの同窓会組織と新しい学校とは区分したほうが良い」、というのが今のところの考えのようだが、そのことについて異議を唱えているのが我々である。

それは、工業高校にとって「同窓会」の意義を考えることであり、学校運営や人材育成という観点からも重要である。

「生徒への授業支援」、「キャリア教育の講師派遣」、「インターンシップ」、そして就職と、同窓生の力を活用すれば今まで以上に意義ある授業や、学校運営が充実できると思っている。ようは、教育委員会や学校現場の人達が、そうした意識になれるかどうかである。

私は、工業高校であるが故に、もっともっと同窓生、同窓会を活用すべきだと考えている。



posted by 伊藤保徳 at 07:38| Comment(2) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月28日

ゼミ最終回

昨年の4月から、名古屋学院大学大学院にて講義を受け持ち、「経営管理系演習」(ゼミ)も持っている。講義をすることが本業ではないし、「私のできる範囲で・・・」ということで引き受けたが、昨日、初年度のゼミが最終回であった。

ゼミ生二人は共に我社の社員であり、「経営学」とは言うものの、所属部署で担当している実務と遊離することなく指導をしてきたつもりである。
一人はマーケティング関係、もう一人は人的資源に関するテーマである。

初年度が終了、今年の9月頃を目標に修士論文に取り組んでもらう予定だが、二人とも真面目である。そして、相互が刺激しあっているのがとても良い。


最終回ということで、我社の次年度事業方針について詳しく説明をした。
社会人として大学院で研究をするということは、物事の本質を追及したり、先人の研究内容を検証したりすることも必要であるが、今の立場という研究視点も重要なことである。

それは、自社の経営理念を初め、社風や文化の社会適合性を検証することでもある。特に「事業方針」は、社会環境と自社の事情が勘案されて策定されたものであり、正しく理解をすることは、実務者としては当然ながら、研究者としても極めて重要である。

こんな思いから、詳しく解説した。
昨日の解説を踏まえ、職場の上司からの説明を聞けば、理解の深さは格段に違うと思う。

こうした理解を基礎におきながら研究を進め、論文に取り組んでもらいたい思っている。
「問題意識」と「論旨」は明らかになってきており、あとは文章力と構成力である。


昨日で最終回となり、二年次は4月の第二水曜日からであるが、二人とも我社の社員であり、日常的に相談を受けることも可能である。

彼らの問題意識は、我社の課題の一つであり、研究成果が経営改善の一助になれば素晴らしい。
会社として大学院での研究を推奨し、学費を半分補助している意義の一つでもある。


posted by 伊藤保徳 at 07:58| Comment(2) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

リスクの発見

昨日、尾張旭市にある「スカイワードあさひ」において、平成21年度リスクアセスメント普及促進大会を開催した。この大会は今回で二回目であるが、瀬戸労働基準監督署と我が瀬戸労働基準協会の共催である。

労働災害の撲滅を目指し、労働安全衛生マネジメントシステムの導入が推奨されているが、現場での具体的な導入活動として「リスクアセスメント」が効果的であるとし、数年前から労働局からも勧められている。

瀬戸労働基準協会としては2007年から講習会などを開催し勉強を始め、翌年から研究会を立ち上げ今日に至っている。
昨日開催の、「リスクアセスメント普及促進大会」はそうした活動の経過報告とともに、活動成果を披露し会員への情報提供を目的に開催したものである。


大会開催に当たり、主催者として挨拶をした。
私はリスクアセスメントといえば、「「鍋屋バイテック会社」の管理システムのことが頭に浮かぶとし、その内容を披露した。

岐阜県関市にあるこの会社は、昨年11月事業所見学に訪問した。その時、ISOを初めとしたマネジメントシステムの運用に「リスクアセスメントの手法を使っている」、という説明があった。

「ISO9000」は品質の関わるシステムで、「お客さまへのリスク低減」である。「ISO14000」は環境に関わるシステムで「地球環境に対するリスク低減」。そして「OSHMS」(労働安全衛生マネジメントシステム)は「従業員に対するリスク低減」である、という考え方で、三つのシステムを「リスクマネジメント」でくくり、これを「統合システム」とよんでみえた。

ともすれば、三つのシステムがそれぞれに運用されがちであり、現場に必要以上に負担をかけることになるが、このやり方ならば、理解も進み社員の日常活動として効果的であると思う。

この会社では、「リスク発見5000件」という目標で活動しているという。


私は素晴らしい活動だと思い、挨拶の中で紹介をした。

リスクアセスメントの手法を正しく学び、広く普及させていくことの重要性と意義を感じている。

posted by 伊藤保徳 at 04:36| Comment(2) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

目標が重要

昨日、「カワムラ新春懇談会」が開催され、第一部の懇談会では建築家の安藤忠雄氏による講演があった。テーマは、「可能性をつくるー仕事は自分でつくるもの」というものであったが、個人的には、安藤氏の言う「目標を失った今の日本。活力を与える目標が必要」、という主張に賛同するとともに、興味を持った。

冒頭、「今私たちは不安の中にいる。このままではいけない」、とし、「なぜ不安なのか?」との問題提起から始まった。
景気が悪いこと、新政権であり鳩山内閣が明確なビジョンを示さないことも原因ではあるが、なんと言っても「目標を失ってしまったからだ」、という指摘であった。

講演の参考資料として、中部経済新聞(2010年1月20日)の記事コピーが配布されたが、その中にも同じ意図が述べられている。

《これからの日本を考える上で、最も気がかりなのは、国民が「豊かさ」に対する価値観を見失っていることだ。私が子供の頃の日本は、戦争で日本は廃墟となり、モノもなく貧しかったが、世の中は目標に向ってまい進する人々の熱気があふれ、活力に満ちていた。

当時日本に来た外国の交官やビジネスマンは日本の復興を確信した。各界に信念のあるリーダーがいて、大人たちが一生懸命働き、子供たちの目が輝いていたからだ。そこには、家族や地域が助け合う社会があった。

私もそんな時代に青春を過ごし、面白いことをしてやろうと夢中で勉強し、働いた。仕事を通して社会の役に立つ喜びを知った。その喜びが、報酬の多寡ではない、プロフェッショナルとしてのプライドになった。》

「大人が一生懸命に働き、子供たちの目に輝きがある。」こんな社会を取り戻したいものである。そのためには目標が必要である、というのが安藤氏の主張である。

戦後の復興期に、「豊かになりたい一心」であった。モノがないこともあり、物質的、文明的な豊かさを求め努力邁進をしてきた。そしてそれは達成されたといえよう。

しかしながらよく考えてみると、モノが豊富にあってもそれは「豊かではない」ということに気づいたのである。日本国民が「真の豊かさに目覚める」ことが必要なのである。
つまり、安藤氏の言う「豊かさの価値観を変える」ことである。

「モノから心の時代」、といってしまうのは余りにも短絡的である。


講演では、《しからばこういう目標を掲げるべきだ・・・》という結論的な話はなかったが、幾つかのキーワードが示されたように思う。
それは、「可能性」、「つながり・関わり」、「決断」などであった。

安藤氏は、今までの作品をスライドで紹介しながら、「可能性を見出すこと」、「社会とか未来へのつながり」、そして「よいと思ったことは勇気を持って決断する」、ことの重要性を説明された。

本業とは違う「海の森」構想(東京湾のゴミ埋立地を市民の募金で植樹し、森にしようという運動)も、勇気ある決断である。
世界への発信とともに、多くの人を巻き込み、募金し森作りに関われる喜びを実感させる「仕掛け」は、豊かさの新しい価値観づくりだと感じた。
(今までに、40万人の募金があったという。)


私にとって刺激的な話であった。



posted by 伊藤保徳 at 08:26| Comment(1) | 街づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

とりあえず

今日、我社の最大行事である「カワムラ・パートナーシップ2010」が開催され、多くの人に参加を頂きました。北海道から九州、加えて韓国のソウルからも駆けつけていただき、本当にありがたいことです。

今日のような形式でこのパーティーが行わるようになってから概ね二十年。協力工場や仕入れ先と懇談する機会を設けるようになって30年以上になります。
年に一度、情報交換の場として、あるいお願いをしたりされたりする場として歴史を刻んで参りました。。

十年位前から、お誘いする範囲を広げ、金融機関などもその対象にしてきまいりました。



今日のテーマは、「とりあえず」としたのは、このブログについて初めて公式な場で紹介され、来場の皆様が「役員サロンを見ますから・・・」などとお声がけを頂いたので、「とりあえず更新せねばと・・・」と思ったからです。

興味ある人は遡ってみてもらうこととし、まずはこのブログをスタートした意図を紹介しておきます。

2006年7月11日、初めてブログにアップした日です。

かねてより、我社のホームページへのアクセスを高めるために、まずは更新頻度を高めることを確認しました。しかしながら、それは更新する内容があるかどうかという問題であり、如何に更新頻度を上げるかという議論になりました。

結果、「意識付けの必要性」を確認しただけでした。

その後、まずは「自分でできること」、と考え、我社のホームページに「ブログ」をリンクさせ、そのアクセス件数を高めようとしました。それが「役員サロン」というブログです。

自分で言い出し、始めたからには頻繁な更新が義務と考えそれなりに努力をしてきました。
結果として、三年六ヶ月余で通算1569回の更新となりました。毎日1件以上という計算になります。

そして今日、初めて公式の場で「役員サロン」の事を紹介してもらいました。

「役員サロン」へのアクセスは嬉しいことですが、ホームページで紹介している各種情報へのアクセスがより嬉しいことはいうまでもありません。


とりあえず・・・
今日の話でアクセスいただいた方々に、今後も引き続いてご愛顧を頂きたくお願いをする次第です。

「明日からも頑張ります」、こんな決意を示し、引き続いてのご愛読をお願いします。

posted by 伊藤保徳 at 22:33| Comment(3) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

職人さん

先日思いがけない人から電話があった。
京都に住む友人からのもので、商売に行き詰まりを感じており相談にのって欲しいというものであった。

この友人というのは、私が初めて社会に出て京都の印刷会社に勤務していた頃、大変世話になった人の長男である。
京都にいる頃はその家に、毎日のように出かけ、休日は食事まで頂いていた。

私が京都の会社をやめ、今の会社に世話になり、瀬戸の方で暮らすようになってからも時々連絡を取り合っていた。時を経て、その長男が「修行をして独立」することになった時も、我家を訪ねてくれたことがある。そんな彼からの久しぶりの電話であった。

電話を受け、折角の機会でもあり私の方から京都に出掛けることにし、過日訪問をした。


京都駅から事務所までの車の中で、今の商売について概略の説明を受けた。
現在建築の仕事と介護の仕事を手掛けており、昨年の決算(9月)で大きな赤字を出し、金融機関から融資継続に難色を示す指導があったとのことであった。

彼の説明で印象的であったのは、「仕事は世のため、人のために行うもの。お客さんが喜んでくれることが一番嬉しい。」という言葉であった。

事務所で決算書を見せてもらいながらいろいろな話を聞かせてもらったが、結論は、建築関係の売上が大幅に落ち込んでいることが問題現象であり、「売上をどう上げるか」、あるいは「固定費をどれだけ下げられるか」、にかかっている。(介護事業は順調である。)

「売上を上げる必要はわかっているが、職人あがりの自分には営業活動をどうしていいのかわからない。」このことが相談したい内容だと思った。
建築といっても数人でできる零細な仕事である。言うなれば「便利屋さん」であり、修理・修繕などを得意としている。

いろいろな営業方法を考えているようだったが、どうも「営業すること」を特別なことだと思っているようだった。

そこで、「まずは今関わっているお客さまを大切にすること」、「現場で職人ならではの目で、お客さまのためになる事を見つけること、改善策を提案すること」、そしてできることなら、「そうしたことをお客さま別のリストとして蓄積すること」を実行してみてはどうかと話した。

今後の活動の中で参考にしていと言ってくれた。


彼にとって今までも大きな試練があったと思うが、一人だけで行っている頃は自身の「仕事範囲」はよくわかっていたと思う。
しかし、小さいながらも組織として仕事を行う段階となり、今までと同じやり方では通用しないことが認識していることであろう。

必ずや経営改善ができると思う。

彼の持つ、「仕事観」と「職人意識」で今の荒波は乗り越えられると確信している。


posted by 伊藤保徳 at 07:23| Comment(2) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

機会の提供

一昨日、1月22日午後3時より、社団法人瀬戸旭法人会主催の「社長研修会」が開催された。
法人会の恒例行事となっており、二時間ほどの「勉強」と、情報交換会という内容である。

法人会の会長が昨年の総会で変わったが、この会の使命をよく口にされる。
「社長研修会」の冒頭挨拶の中でも触れられた。
《法人会の使命というのは、一つには会員への情報提供である。そしてもう一つは情報交換の場の提供である》・・・と。とてもシンプルでわかり易い。

この説明からいけば社長研修会の一部とも言える勉強会は「情報提供」であり、二部の情報交換会は「情報交換の場の提供」にあたるのである。


さて、「情報の提供」であるが、今回は内容が少し堅いものになったが、経営者としてはタイムリーな情報であったように思う。
まずは尾張瀬戸税務署、個人課税第一部門統括官の森茂樹氏による、「確定申告と国際課税」と題した講演。二人目は、北見式賃金研究所の北見昌朗所長から、「新政権の労働・雇用政策」と題した話を聞いた。

タイトルは難しそうだが、私にとって内容は面白いものであった。
「国際課税」の話は、講師ご自身がシンガポール駐在員を経験しておられ、駐在2年間でのエピソードなどの紹介から始まり、各国の「税の仕組み」とか、「申告の電子化実態」などの話であり、楽しい内容であった。

北見氏の話は、「決して、民主党政権を批判しているわけではない・・・」と始まったが、4月の労働基準法改正に伴う企業経営への影響について具体的な話があった。

いわゆる「労働者保護」の法改正であり、よく勉強をして対策を講じる必要性を感じた。

4月の労働基準法の改正だけではなく、後に続く諸々の法改正は企業経営に大きな影響を与えるものである。
講演レジュメの表紙には、衝撃的な文字が並んでいた。
・残業代が即、1.5割り増しか?
・解雇の規制強化を法制化?
・短時間パートも社会保険加入?
・最低賃金1000円、準備着々と?

労働政策のほうは、私が担当する労働基準協会が専門であり、来月10日に専門家による説明会を予定しているところである。

情報は多く提供できたと思う。
そして情報交換の場も提供した。問題はそこからどれほどの「実」を見つけ、手にするかであろう。

付き合いで入会してもらった会員も少なくないと思うが、会員となったならば積極的にこうした機会を利活用してもらいたいものである。
出席者が少ないことは残念である。


posted by 伊藤保徳 at 16:43| Comment(5) | 経営に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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