2009年04月17日

三つの約束

「致知」4月号は、「今をどう生きるのか」という特集であったが、記事に京都市立堀川高等学校校長の荒瀬克己氏の対談記事があり、興味深く読んだ。

「なぜ教育の軌跡は起きたのか」、というタイトルで、相手は、東京都北区立神谷中学校の中村文隆校長である。

京都の堀川高等学校については、「堀川の軌跡」という記事を読み、印象的だったのでブログでも書いたことがある。
「奇跡」とは、同校が屈指の進学校に生まれ変わったと言うものであるが、今回の対談相手である、東京の神谷中学校も、非行や学力が低迷していた所に中村校長が赴任、「心の教育」に重点を置いたいろいろな取り組みをし、今や区内で学力はトップクラスという。

二人校長が取組まれたことで共通的なことは、「生徒の良さを見つけてライトを当てる」、「生徒の心を耕して学力を向上させる」、そして「学力を上げれば人間性も高まるはずである」と、学校の本分、人としての生徒、という極めて当たり前のことの取組みである。


取り組みの具体的内容は省くが、記事の中で、「このことは会社でも同じだ」、と思ったことがある。それが、堀川高校の『三つの約束』である。

「堀川高校の三つの約束」
・学校は学びの場だ。
自分に足りないものがあるから学ぶ。君たちは学ぶものとしての謙虚さをもて。学校は君たちに多様な学ぶ機会を提供しよう。

・学校は小さな社会だ。
君たちは自覚と責任をもて。学校は君たちを大きな子どもではなく小さな大人として尊重しよう。

・学校は楽しいところだ。
しかし楽しさは待っていて与えられるものではない。君たち自身が参画し、参加する意思と姿勢をもて。学校は君たちを見張るのではなく見守ろう。


私はかねてから、会社や職場のことを、「学校や道場」に喩えている。
社会人として、もっとも重要なことは「学びつづけること」だと考えており、その気になれば、身の回りのあらゆることがまなびの対象である。

会社での「仕事」は学びそのものである。
多くの人が、社員教育と仕事を切り離していたり、教育は仕事をうまく行うためのものだと考えていたりする。それはとても狭い了見である。

我社には1969年に制定された「社員教育基本要綱」があるが、その中に、「教育イコール仕事」ということが明確に示されている。
このことから会社や職場の事を、「学校や道場」という喩えをしているのである。


堀川高校の三つの約束を見て、我社にそっくり当てはめることができると感じた。

・会社は学びの場だ。
・会社は小さな社会だ。
・会社は楽しいところだ。

こんな会社にしていきたいと思う。


posted by 伊藤保徳 at 07:53| Comment(0) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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