2009年02月27日

最高のリーダー

ディズニー関係の本を以前から読んでいるが、その多くは「サービス」に関したものである。究極のサービスについて、いろいろ書かれているが、我社のような製造業では、直接活用することは難しいと感じていた。

ディズニーリゾートは、昨年9月、創業90周年の記念事業として社員とその家族約3000名で出かけ、そのサービスに触れ、改めて「こうあるべきだ」、と思った。

ああしたサービスを、スタッフがキチンと行なえるようになるためには、それなりの教育訓練があり、きめ細かなマニュアルが用意されているのだろうと考えていた。
勿論それもあろうが、「リーダー」にスポットを当てた本を見つけた。

『感動をつくる』−ディズニーで最高のリーダーが育つ10の法則ーという本である。(リー・コッカレル著、月沢李歌子訳、ダイヤモンド社、2008.11第1刷)

著者は、ディズニーで上級副社長を10年以上勤め、退社後はディズニー・インスティチュートを代表して、リーダーシップ研修やプロッフェショナル研修の講師を務めているという。いわば「研修のプロ」である。

《ディズニーが秘策を公開。感動のサービスは「人づくり」で生まれる。》というコピーにつられた購入した本だが、著者の実体験と共に、指導のための系統だった説明であり、とてもわかりやすい。むしろ、日頃「人づくり」や「リーダー」の育成に、試行錯誤している人にとって、「思考の整理」に役立つ内容である。(私もその一人だが・・・。)


「最高のリーダーが育つ10の法則」というサブタイトルが示す如く、10項目について「原則」が紹介してある。
法則1、だれもが大切
法則2、型を破る
法則3、社員をブランド化する
法則4、研修を通して魔法をつくる
法則5、問題を排除する
法則6、真実を学ぶ
法則7、無料の燃料を燃やす
法則8、一歩先行く
法則9、言動に注意する
法則10、人格を育てる

これだけを見ると、法則2、3を除いてはとても欧米人が書いたように思えない。
各「法則」を、体験を交えながら解説しているが、それも「ステップ・バイ・ステップ」のような展開で、一種のマニュアルと言っていいほどだ。

更には、各法則ごとの最後に、「アクションステップ」というチェックリストが用意されており、「このようにやりなさい・・・」と、極めて親切である。
例えば、「法則1」のアクションステップは、
・一人ひとりが大切であることを示すためにどんなことをしているか、たびたび自問する。
・従業員一人ひとりが、お客様一人ひとりが、自分は特別だと感じられるような環境をつくる。
・一人ひとりの個性を認める。
・だれに対しても、どんな時でも心から敬意を払う。
・部下を知るための時間をつくる。
・一人ひとりに知るべき情報を知らせ、学ぶべきスキルを学ばせる。
・職位や肩書きに関わらず、部下が話をしたいというときには耳をかたむける。
・話を聞くときは、集中して聞く。・・・などである。


特別のことではない。日頃、大なり小なり実行していることばかりである。
大きな違いは、「計画的であるかどうか」と、「継続しているか」ということになる。

本を読みながら、我社のリーダーに達に、この「10の法則」を説明し、それぞれに「アクションステップ」をつくらせてみてはどうであろうかと考えた。
10の法則全てでなくてもいいが、日頃行っていることを整理したなれば、それこそ自身のリーダーシップモデルではなかろうか。

法則(原則)が増えるに従い、レベルも上がり、最高のリーダーになるのだと思う。


posted by 伊藤保徳 at 15:05| Comment(0) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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