2009年02月21日

夢たまご

瀬戸市では4年前からキャリア教育に積極な取組みが始まった。

キャリア教育とは、子どもたちが小中学校の段階から「働くこと」に触れ、職業意識を育む、というものであるが、背景には、フリーターやニートといわれる人たちの増大がある。

関係省庁が積極的に取組んでいるが、瀬戸市では三年前、経済産業省の「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェト」に参加、商工会議所が中心となって推進してきた。

内容は、中学二年生の職場体験を中心として、その事前事後の学習など、いろいろなメニューがあるが、それぞれの学校の特長を活かして進められている。

推進のポイントは、「地域自立・民間活用」であり、三年間は補助金事業であるが、昨年からは「自律」を求められ、教育委員会、会議所からの財政支援の下であらたなスタートをきった。


プロジェクトがスタートして間もない頃から、「自律」は大きな課題となっており、推進委員会でもたびたび話題になっていたが、なかなか具体化しなかった。
そんな中にあって、委員の一人から「夢たまご」というアイディアが出された。

彼は、プロジェクトスタート以前から子どもの育成について熱心に活動をしており、そんな中から「子どもに夢を持ってもらいたい」、という思いから、この「夢たまご」を思いついたという。

「うずらの卵」くらいの大きさで、陶器製である。小さな穴が開いており、その中に自分の夢を書いて入れ、キーホルダーやストラップとして持ち歩いてもらおうというものである。
自身が陶磁器関係の事業をされており、すでに「モノ」になっていた。

彼のアイディアは、それを販売してキャリア教育の資金を生み出そうというものであったが、なかなか賛同が得られなかった。
しかし、その後この「夢たまご」を使ってのイベントなどが行われるようになり、市内小学校では一定の評価が得られるようになった。


キャリア教育の推進に補助金がなくなり、自律的な推進が求められるようになって一年。いよいよ真剣に資金獲得の方策を実施しなくてはならない状況となり、この「夢たまご」を利用しようということになった。

「キャリア教育夢たまご基金」の募集である。
関係者でその基本的な考え方を確認し、次の委員会で承認をしてもらう予定である。

検討に参加している委員は、いづれもキャリア教育に熱い気持ちを持った人ばかりであり、夢は膨らむばかりである。しかし、一般に協賛を求めるにはきめ細かな準備が必要であるし、それなりの手続きも必要になる。

誰にどんな訴えをすることが最も効果的なのか。運用に当たって、もう少し議論を広げることも必要であろう。


夢のある話ではある。
多くの人に、《「夢たまご」に、子どもの将来を託す》、という意識をもってもらいたいものである。


posted by 伊藤保徳 at 06:54| Comment(0) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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