2009年02月09日

本当の勇気

今日の「楽習会」で、「勇気」のことが話題になった。

楽習会では、なるべく多くの人に発言してもらい、その内容について議論をしながら何かを学んでもらおうと考えている。
なんでもいいから発言して欲しいが、なかなか難しいようで、一年くらい前からは、倫理研究所発行の小冊子『職場の教養』の言葉から、感想を述べてもらっている。

何人か発言し、意見交換をしたが、最後の一人から、1月3日の一文が紹介された。

『知ったかぶり』というタイトルで、「Yさん」の体験談が紹介されていた。
取引先で「本」の話題になったが、自身読書は苦手で普段本は読んでおらず、相手の話についていけなかった。しかし、自分の無知をさらすようで、つい知ったかぶりをしてしまったという。結局最後に大恥をかいてしまったが、「分らないことは分らないと、相手に教えてもらう勇気が必要だということを痛感した」、という内容である。

最後に、《自分自身を必要以上に尊大に見せることも、卑下することもありません。ありのままの自分を認めつつ、足りないところを補っていきましょう。》と結んであった。


発言をしたその人は、その文章に共感を示しながら、職場での会議などで「分らないこと」があっても、その場で「聞く勇気がない》、ということを述懐していた。

この発言に、「勇気を出して聞いて見よう」、とは言ったがあまり適切なコメントとはいえない。些か未消化ではあったが、時間の都合もあって楽習会は終了した。


帰宅して読みかけの本を開いた。
今読んでいるのは『論語力』(Yu Dan著、2008、2)という本だが、この中に《本当の勇気とは何か》という項目があった。

この本は、一般的な論語の解説本ではなく、孔子の言う「真理」を究めてシンプルに表現し、現代の生き方に活用してもらいたい狙いのようで、とても分かりやすい内容である。(今日の午後から読み始めたばかりである。)

二つの文章が紹介され、「孔子が言わんとしているのは・・・」として、次のようにまとめられている。(P58から抜粋)
《心に一定の節度をもち、常に自らを戒めることができれば、たとえ自分が過ちを犯した時でもすぐに改める勇気をもつことができる。これこそ孔子が教える、本当の「勇気」なのです。》

「心に一定の節度をもつ」とは、「正義感」と「感謝の心」であると理解した。


勇気とは、「格別な能力」をいうのではない。(と思う。)
物事の判断基準を「好き・嫌い」とか、「損得」ではなく、「正しいか、否か」に置くこと。そして、「感謝の心」により、「相手(万物)から学ぶ姿勢」をもった時、素直な気持ちで質問も出来るのであろう。

それを「相手に教えてもらう勇気」、といっているのではなかろうか。


勇気について考えたが、「論語」が少し身近なものになったような気がする。


posted by 伊藤保徳 at 23:16| Comment(0) | 人づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発会式

昨日午後、「せと狛犬プロジェクト実行委員会」の発会式が開催された。
発起人から声を掛け、7〜8人の世話人で半年程度活動をしてきたが、これで正式なスタートとなった。

40人定員の会場を予約し、何とか20人以上の参加を願っていたが、予想を上回る34人の出席を得た。

式は、今までの活動経過の報告の後、世話人を代表して私から活動目的とその内容について説明した。
この後、来賓から祝辞を頂き、入会の案内をして終了した。


活動の経緯は、中心的な役割を担っている高島さんから詳しく報告があったが、よく理解できるものであった。「狛犬の起源」、「日本伝来の経緯」、「狛犬信仰」、「深川神社に鎮座する陶製狛犬」などの説明の後、「瀬戸で狛犬祭りをやりたい・・・」という思いも披露された。

この報告を受ける形で、私から「目的と事業内容」の説明をした。
「規約案」に、「組織の目的」と「事業」が記されており、その説明を中心とした挨拶を行った。

・組織の目的
《「愛・地球博」の環境・自然との共生、持続可能な社会の継続という理念の継承と実践をふまえ、先人たちの努力・苦労によって1300年続いてきた窯の火、やきものの歴史・伝統を後世に伝え続けていくために、国の重要文化財である深川神社に鎮座される陶祖・藤四郎作といわれる狛犬をシンボルにした街おこし、産業の活性化となる事業を実践して安全・安心・防犯・防災、安らぎある瀬戸の街づくりに貢献することを目的とする。》


本来ならが、提示した「規約案」を逐条審議し、規約を承認してもらい、会長を始めとした役員構成を決定するところだが、先ずは活動実績を残すことが重要であるとの考えから、会の代表だけ明確にしておくことになった。

今後、会員拡大と共に、体制整備をしていくつもりである。


今回の発会式が、形式だけではなく、内容のあるものになったのは、「来賓」各位の挨拶であったと思う。

深川神社の二宮宮司からは、「大賛成です。大いにやりましょう。」との言葉、愛知陶磁器工業組合専務理事からは「協賛、協力をしていく。」との表明、そして中央商店街の理事長からは「協力、連携しながら街の賑わいをつくりましょう。」との励ましをもらった。

実行委員会での話し合いでは、「夢の域」を出ていないが、こうした人たちとの交流が始まると現実味を帯びてくる。こうした関係をもっと拡大していかねばならないと思っている。


発会式終了後、多くの参加者から「入会申し込み」を受け、名実共にスタートがきれたと思う。

今後は問題を一つづつ片付けながら、実績作りに励みたいと思う。
posted by 伊藤保徳 at 07:59| Comment(0) | 街づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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